〜この記事を読めば分かること〜
看護師や介護士の資格を持ちつつ、ケアマネージャー(以下ケアマネ)の資格を取得された方が転職をする際に失敗しないようなポイントを紹介していきます。
目次
1.給料はどうなるのか?
2.働き方はどう変わる?
3.もし失敗したらどうなる?
1.給料はどうなるのか?
自分の職場でも介護士→ケアマネに転職された方はいましたが、夜勤がなくなるため結果的に介護士の時より給料は下がってしまいました。
特に公立系の病院は俸給表により定められています。そのため昇給はほぼ確実に見込めますが夜勤がなくなるため給料は下がることが多いです。
※近年は勤務評定制度が導入され、経験年数に応じた能力がないと昇給できないケースもあります。しかし、自分が聞く限りでは実際に昇給が止まったという話は聞いたことがありません。
俸給表とは・・・
公務員の給与は俸給と呼ばれます。俸給は法律に基づいて定められており、職種に応じて11種17表の俸給表で表されます。
俸給表に示されている俸給は、会社員でいう基本給のこと。俸給にボーナスや扶養手当などの手当を加えたものが、国家公務員の年収になります。
https://www.o-hara.jp/course/komuin/kom_column_1 より引用
年齢にもよりますが、あまりオススメはできないというのが現状です。
目の前の給料よりもこれから出産などを考えている方は福祉厚生では民間病院や介護施設以上のものがありますので、ご検討ください。
ケアマネで転職するなら夜勤がなくなるため、その分の給料をしっかりと考慮する職場を選ぶことが重要だと考えます。
また先輩では元々理学療法士の資格を取得していて、その後ケアマネに転職し起業した方はいらっしゃいました。
2.働き方はどう変わる?
ケアマネといっても病院勤務もあれば介護施設もあり、利用者の自宅に訪問することもあります。
それぞれの働き方によって、勤務時間と業務内容が異なります。
大きく居宅と施設ケアマネに分類されています。
居宅→自宅で生活されている利用者を支えることが仕事になります。
困りごとや相談に応じて、適切な介護サービスを提案・調整してケアプランを作成
します。
自宅訪問や、各事業所の担当者との打ち合わせが主な業務です。
基本的にはデスクワーク中心となります。そのため単独行動が多く、スケジュール調整についても比較的しやすいのが特徴。
施設→入所している利用者が対象となります。
施設の中で生活する利用者さんを担当するため、居宅と異なり自宅を訪問することはありません。
介護職員を兼務することも多くため確認が必要です。
転職先ではケアマネの仕事を専従とするのか、介護士との兼務なのか事前に確認しておく必要があります。
世の中の職種はホワイトカラーとブルーカラーで分類されています。
ホワイトカラーは事務職系、ブルーカラーは作業服を着て現場で働く方を指します。
若い頃はバリバリブルーカラーの仕事ができていても、年齢を重ねてくると昔のようにはいきません。誰もが身体が資本のため、健康でなければ仕事は務まりません。
自分が実際に出会った看護師さんは、年配の方で昔はバリバリ看護師として働かれていましたが、年齢的に身体への負担が大きくなりケアマネの資格を取得されていました。
また稀なケースと思いますが、事業所のオーナーのためケアマネの資格を取得された薬剤師さんもいました。勿論、介護施設のオーナーに資格は必要ありませんが、介護保険下の事業の勉強のためケアマネも取得されていました。
3.もし失敗したらどうなる?
あまり考えたくはありませんが、どんな転職にもリスクは付きものだと思います。
常にリスクは想定しておかなければいけませんので、もし失敗した場合は前職の介護士や看護師として働くのが良いかと思います。
これが国家資格の最大の強みと思っていて、他の業種と違い1つの職場で失敗してもすぐに再就職しやすいということです。
加えて、ベースにある国家資格の上にケアマネの知識がプラスされる訳ですから、それだけで他職員と差別化することができます。その知識は同じ医療職として働いている以上、無駄にはなりません。
〜まとめ〜
・転職する際は、夜勤が減るためその分の給料を考慮する必要がある
・居宅or施設なのか、兼業の仕事についてもしっかりと確認する
・仮に失敗しても、ケアマネの知識は無駄にならず他職員と差別化できる
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