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転職時に避けては通れない求人票。
コメディカルの求人票で注意すべきことは何か?転職後では待ったは効かず、事前に知識として把握しておきたいことを3つに絞って解説します。
いますぐに転職を検討しているコメディカル、またはゆくゆく転職する方向けの内容です。
給料の確認
💡転職を決定する上で、大きなウェイトを占める給料。
その給料には基本給+資格手当などが含まれていることが多々あります。
例えば基本給15万で資格手当5万とあり、
ボーナス5倍とあったとしましょう。
その場合のボーナスは15万×5倍で75万円となります。
決して、20万×5倍で100万ではないため要注意です。
給与とは会社から支給されるすべてのお金を意味する言葉です。基本給・残業代・通勤手当など、会社から金銭で支払われるものすべてを含んでいます。
給与の範囲は非常に広く、基本給だけではなく、各種固定的手当や残業代やインセンティブ、さらには賞与といった一時金に加えて、社宅の貸与など金銭以外の形で与えられる「現物給与」も、給与に含まれることがあります。
https://jp.stanby.com/magazine/entry/2205076
給与と意味を混同しやすい言葉に給料があります。給与からボーナスや各種手当などを差し引いたものが給料です。一般的には『基本給=給料』と考えてよいでしょう。
給与が労働状況や会社の業績により変動するのに対し、給料は基本的に一定の金額が保たれます。昇給やベースアップなどが行われない限り、給料の金額は変動しません。
正社員の場合は一般的に、手取り額は給与の8割程度と言われています。ただし、税金や社会保険料の金額は給与額や家族構成などにより変わるため、必ずしも8割が当てはまるわけではありません。おおよその目安として覚えておきましょう。
https://jp.stanby.com/magazine/entry/2205076
知っているようで知らない言葉の意味を理解することは重要ですね。
💡もう一つ、似た言葉があります。
「月給」と「月収」です。
日本語って難しいですね
コメディカルの求人票で月収は見たことはないですが、知識として損はないと思うので参考までに。
💡自身の中で、言葉の意味を理解することはとても重要です。
しかし転職の場合は、それに加えて転職サイトを利用するのが確実です。
自分1人では見落としがちな部分も、プロ目線でしっかりとサポートしてくれます。
補足で、これはとある大学の求人です。
年収400〜900万とありますがこれの意味はご存知ですか?
この大学で働く限りは400が最低ラインで、900万が上限と思われませんでした?
自分は最初そうでした。
しかし、実際は赴任時の年収が最低400万で、最高で900万スタートということになります。
これは転職サイトの方に聞いて初めて知りました。
やはり登録しないとわからないことは沢山あります。
休日の確認
週休二日制と完全週休二日制は全く異なるため要注意です。
年間にして30日以上、休日が少ないことになります。
但し、医療系の求人には週休二日制や4週8休制としか記載されていないことが多いです。
年間休日が115日以下なら休みが少ないと言うことになります。
もっといえば公務員系の病院は以下の通りです。
公務員の年間休日は、土日祝日に加えて年末年始休暇とお盆休みがあります。
毎年の平均休日日数は約125日~130日程度となっています。
その年の土日と祝日の被りや公務員の種類によって変動するため、休日が多い年と少ない年があります。
資格広場
公務員系の病院は基本的にカレンダーの数だけ休みがあります。
加えて、私立系の病院よりは有給も取得しやすいことが多いです。
そのため休みの数を考えると、公務員系に勝る職場はごく稀だと思います。
自分は今のところ、そのような求人には出会ったことはありません。
以下の求人を見てみてください。
週休二日制とありますが、年間休日の数は130日と圧倒的です。
気になるのは、初年度有給:10日の部分です。
初年度とあるため、もしかすると次年度は有給数が減るのかもしれません。
💡こういった部分は、紙面上の求人票だけではわかりません。
その際には以下のような転職サイトに登録しておくと良いでしょう。
専任のキャリアアドバイザーがつき、詳細な情報を提供してくれます。
退職金やボーナスのタイミング
ボーナス
最後に転職のタイミングについてです。
転職といっても主に2パターン考えられます。
①現職場を退職後に、すぐに転職する
②一旦、退職してしばらく休暇をとってから転職する
これにより何月に退職するのか決めれば良いと思います。
せっかく、今の職場で働いてきたのでボーナスを受け取って退職したいですよね。
そのためボーナス支給の翌月あたりが理想ではないかと思います。
但し、次の転職先が決定している場合はそうもいってられませんので、転職先に合わせてください。
⭐︎ボーナスを受け取る際は以下の所得税に注意が必要です。
所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算します。
国税庁
つまり、その年の所得税は前年度の支払いということです。
そのためボーナスを受け取って所得がアップしても、その次年度に就職ができていなければ、所得税は貯金を切り崩して支払うしかありませんので要注意です。
退職金
そして忘れてはならないのは退職金です。
私立系の病院ならあまり期待できませんが、公務員系の病院なら退職金は期待できます。
転職の場合は、自己都合にあたります。
勤続年数/退職理由 | 自己都合 | 定年 | 早期退職応募認定 | その他 |
---|---|---|---|---|
平均 | 275万円 | 2,112万円 | 2,525万円 | 212万円 |
勤続年数5年未満 | 25万円 | 159万円 | – | 99万円 |
勤続年数5~9年 | 85万円 | 447万円 | 454万円 | 256万円 |
勤続年数10~14年 | 277万円 | 714万円 | 1,019万円 | 439万円 |
勤続年数15~19年 | 526万円 | 1,159万円 | 1,291万円 | 794万円 |
勤続年数20~24年 | 933万円 | 1,309万円 | 1,731万円 | 1,170万円 |
勤続年数25~29年 | 1,368万円 | 1,663万円 | 2,111万円 | 1,590万円 |
勤続年数30~34年 | 1,675万円 | 1,992万円 | 2,647万円 | 2,156万円 |
勤続年数35~39年 | 1,951万円 | 2,304万円 | 2,713万円 | 3,684万円 |
勤続年数40年以上 | 2,122万円 | 2,235万円 | 2,440万円 | 3,757万円 |
💡経験年数により、退職金が大きく異なります。
この辺をしっかりと把握した上で、転職しないともったいないです。
もちろん、私立系の病院であっても退職金に関しての、就業規則は熟読しておく必要があります。
とわいえ、具体的にいくら支給されるか不透明なことが多いため、事務職員に問い合わせることをお勧めします。
・ボーナスは基本給×◯倍のため、資格手当などよりも基本給をしっかりと確認
・給料や給与などの言葉の違いを理解する
・転職時は転職サイトを利用した方が確実
・転職のタイミングが許されるなら、退職金がアップする比率が高い年度やボーナスを受け取ってからの方がお得
・公務員系であれば退職金もしっかりと考慮
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