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冒頭でも述べましたが、転職時の給料交渉はして構いません。
給料交渉をした時としていない時では、していない方が結果的にリスクが大きいです。
「世の中お金」という言葉は汚いけど、間違っていないと思います。
やはり仕事というのは「やりがい」と「年収」を天秤にかけて、どちらも同じくらいの水準でないと継続は難しいと思います。やりがいだけでは仕事は継続できません。反対に年収だけでも同様です。その年収が低すぎると、転職当初は良くとも、後々不満が出てくると思います。
給料交渉は転職者の権利です。入職してきた人たち同士で、給料交渉をした・・・なんて深い話はあまりされないと思うため、知らないだけなんです。
お互いに納得した形で仕事ができるように、転職時の給料交渉はしておきましょう。
自分の実績について説明する
・医療職としてのスキル
・経験年数
・実績や肩書き
・前職の給料
医療職としてのスキル
どの医療職でも実践で身につけたスキルは有力です。知識だけでは現場では役にたたないこともあるため、実践で使用できる知識を身につけておくことは必須です。
〇〇の手技が得意、この介助が上手いなど自分の長所としてアピールできるでしょう。
経験年数
日本はまだまだ年功序列制度が強いため、経年年数は考慮されます。知識や技術はある程度は経験に比例する傾向があるため、経験年数10年ともなれば中堅と扱われます。そのため転職後はいきなり、学生や新人指導を任されるのはザラにあります。そのための経験年数です。
実績や肩書き
認定看護師や認定理学療法士の資格取得は間違いなく、転職時に有利となります。それだけ努力していることを証明できる判断材料になるからです。なんの資格もない人が「頑張っています」と言っても説得力ないですよね。やはりそれを証明できるものが必須となります。そのために資格や論文などの実績は有効なアピールポイントです。
また前職で役職についている方もアピールできます。なぜなら基本的には役職につけるだけの、力量や人柄がある証拠になるからです。
前職の給料
これは全面的に出して良いでしょう。大幅に下回るのであれば、転職することはほぼないと思うので。基本的に前職以上の給料アップが前提で転職する方が殆どだと思います。綺麗事だけでは食べていけません。
自分から最低希望額を言わない
絶対に自分から最低希望額を伝えてはいけません
言葉を選ばずにいうと足元を見られてしまいます
💡前職の給料を考慮してもらえると言いましたが=それ以上でなどとは言ってはいけません。
あくまで前職の給料以上というのは殆どの方が暗黙のルールだからです。
自分の希望はまとめておく
💡上記の「自分から最低希望額を言わない」を踏まえて、自分の希望はまとめておきましょう。
・子育ての両立したいのであれば、時短や土日勤務はなし
・前職で回復期の経験があったため、その経験を活かしたい
・ゆくゆくは併設の訪問看護ステーションで働きたい
病院や施設の経営理念を理解しておく
💡知っているようで知らない経営理念。事務職系なら知っていても当然かと思いますが、臨床現場のスタッフは把握していない人も多いはず。
リハ室などで額縁の中に飾られていますが、本当に飾られているだけだと思います。
💡そのため経営理念を把握しておくことは、他職員や入職希望者と差別化することができるためアピールポイントとなります。
実際にいくらアップするのか
現実的には数十万円が妥当です。
中には50万という話も聞きましたが、レアなケースでしょう。
それでも仮に20〜30万でもアップすれば、月に2万アップしていることになります。
この2万は大きいでしょう。
※但し、実際に給料交渉が難しい場合もあります。
国公立系の病院は俸給表によって定められているため、華やかしい経歴があったとしてもアップは難しい場合があります。
💡転職先の給料相場も把握していくことが重要です
給料アップの交渉といっても、明らかに的外れた交渉は論外です。現実的に考えましょう。
💡そのためには給料面の事業を含めた内部事情を把握している、転職エージェントに相談しましょう。
第三者に介入してもらうことによりスムーズな交渉に繋げましょう。
下記サイトはそれぞれリハビリ職・薬剤師・看護師さん向けにお勧めできるサイトになっています。
どれも無料のため、相談だけでもしてみてください。相談はラインでも可能です。
給料交渉を切り出すタイミングとしては大きく2つあります。
①施設見学時であれ、面接時であれ相手側から給料のお話がある場合です。
これは非常にスムーズにいくかと思います。
②職場見学や面接で給料交渉の話が出なかった場合でも、諦める必要はありません。
その後に内定通知が来た後でも、交渉チャンスはあります。内定が来ているということは、認められている証拠です。
個人的に連絡を入れるよりは、転職エージェントから交渉してもらう方が円滑かと思います。
※内定承諾後や雇用契約書へのサイン後に給料交渉を申し出るのはマナー違反です。
体験度として・・・
最後に体験談として、一例を紹介していきます。
大ベテランのリハスタッフが転職してきました。初めての給料明細を見て愕然としたそうです。あまりにも少なすぎて・・・
すると彼はどうしたか。自分で自分の給料を交渉したのです。うちの職場も年功序列のためいくら彼が経験年数があると言っても転職して間もないため役職にはついていません。
が、しかし、
給料の交渉の結果、役職者並みの給料を貰っているとのことです。
「自分で自分の給料を交渉できる」
これってこれからの時代にすごい大事なことですよね。
一筋縄では行かないのはもちろんですが、自分の力量も把握した上で説得させるだけの力がある。
こういう人はフリーランスでもやっていけると思います。
自分には〇〇の資格があり、〇〇との共同研究や論文実績が多数ある・・・
理論づけて相手を納得させることができる。それだけの実勢も備わっている。
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