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介護業界は意外と現役で受験する人ばかりではありません。他業界で働き、中年で介護分野に進む方も多くいらっしゃいます。
会社をリストラされた、親の介護もしないといけなくなった・・・など理由は様様。
今回は40代から介護士を目指す方への問題や年収などの不安を解消できるようにお伝えしていきます。
40代からの介護士・・・
不安ですよね。介護士に限りません。どの業界でも30代でも転職は勇気が要ります。
ですが、介護業界と他の業界の決定的な違いは何か。
需要が圧倒的に違います。
他の業界は分野によっては、慢性的に人手が足りている部分も多々あると思います。
しかし、介護業界は本当に未来永劫と言っても過言でないくらい人手不足なのです。
そのため思い切って介護業界へ飛び込みましょう。
深刻な人手不足
介護職員を年代別に見てみると基本的に30歳以上が主流であり、訪問介護では60代以上が3割を占めるなど、職員自体も高齢化が進んでいることが分かります。政府が主導するライフワークバランスや働き方改革の影響もあり、労働環境は徐々に改善され、離職率は低下傾向です。ただ、求職者1人あたりにつき、何件の求人があるかを示す「有効求人倍率」は依然として高く、企業にとっては雇いたくても雇えない状況が続いています。
介護を必要とする人が増えているにもかかわらず職員が不足していれば、要介護者や要支援者が充分に満足なサービスを受けられないおそれがあります。
https://www.digital-innovation.jp/blog/care-industry-future
💡この人手不足の中で、介護業界へ足を踏み入れる方は救世主です。
決して人ごとではありません。あなたの家族に介護サービスが行き届かない可能性があります。
正直、自分の職場にいる介護士さんの殆どは現役ではありません。
特にここ最近の2人は40代と20代中頃の介護士さんです。
介護職で働く人の年齢層は、40代が全体の25％近くを占めており、50代でも23％と高い比率を保っています。
公益財団法人 介護労働安定センター
💡現役で介護士になる方も勿論いますが、他の業界と比べると現役ではない職員が多いのも介護業界の特徴だと思います。
💡同世代が多いことは精神的にもかなり負担が軽減されることと思います。人対人の職業なので、知識や経験だけが評価されるわけではありません。どんなに優れた技術を持っていたとしても、相手に拒否されたら元も子もありません。そのためには人柄が重要になります。40代の介護未経験でも、今までのコミュニケーションスキルは十分に発揮できると思います。
「介護職員初任者研修」を受講しておくと余裕が生まれると思います。
知識は最低限で良いのです。まずは情熱を持って取り組めるか。
結果は自ずとついてくるものです。
40代介護士の年収
基本的に介護の仕事は講習会の受講のみで実践できる内容もあります。
しかし、有資格者にしかできない仕事内容も多く存在するのも事実です。
そのため有資格者は手当てがつく場合がありますが、無資格者は当然手当はつきません。
また経験年数も40代から介護職のスタートのため、勤続年数が考慮されません。現役世代と比べると給料差が出てくるのは否めません。
💡また必ずしも年収＝ではないですが、上司が自分より年下の可能性もあります。
どの場所で働くのが良いのか
どの仕事でも身体が資本です。介護職は屋根の下でできる仕事のため、土木系ほどではないですがそれでも肉体労働です。20代の頃はしれっとできていたことが、40代となると・・・ということも出てきます。できるのであれば介助量が少ない職場を選びたいものです。
特養などの施設系は寝たきりの方が多く、車椅子への移乗が腰への負担となることが多々あります。
自分の今までの経験上は
介護保険下であればデイサービスや、病院であれば回復期リハビリテーション病棟が良いかと思います。
但し、回リハ病棟において脳血管疾患が入院の殆どを占めている場合は、介助量だけを考えるとお勧めできません。一般的な骨折などと比べて脳血管疾患は重度の方が多いため、その分介助量が多くなる傾向にあります。
当然ながら介助量だけで選んでいくと、どこにも就職できない可能性があります。
職場を選ぶ際に希望として加えれるのであれば・・・程度でも大丈夫かと思います。
もちろん、これを絶対条件として求人を見るのもありだと思います。
求人で確認すべきこと
上記の年収の他にも以下のことが挙げられます
夜勤について確認
💡生活リズムが崩れると、必然的に身体面も疲労してしまうため、夜勤についても確認しておくと良いでしょう。
正社員での雇用が難しくなる可能性がある
💡40代からは正社員での雇用が難しくなります。
これは介護業界だけに限ったことではありませんが、念のため記載しておきます。
それでも有効求人倍率が高いため、他の業界と比べると正社員で雇用される確率は高いと思います。
施設での介護福祉士の募集もパートとして募集をかけていることが多いので、正社員として転職を考えている場合には、転職サイトに登録することをお勧めします。
また正社員雇用だけでなく、「未経験OK」と記載された求人も注目です。
これは未経験者の研修制度などの教育体制が整っている場合が多いです。
転職は第三者に介入して貰う方が圧倒的に楽です。自分1人だけの目では正社員の求人を見落とす可能性もあります。良い求人が来てもすぐにその求人を見れるとも限りません。しかし、転職サイトに登録しておけば、そういったミスを極力減らすことができます。
・介護業界は40代や50代の職員も多い
・年収は現役世代と比べると劣ることが多い
・身体的に負担を考慮すると回リハやデイサービスなどが良い
・40代では正社員を募集していないこともあるため、転職サイトに登録する方が良い
いくら自分と同じように現役世代でない人たちも多いと言っても、肝心のその職場が必ずしもそうであるとは限りません。その職場の介護士の年齢層は求人票だけでは分かりません。やはり内部事情を知っている転職サイトの担当者に確認する方が精神的にもかなり負担軽減されると思います。
また仕事で得た知識や技術は結果的に家族の介護に生かすことも可能です。是非、勇気を出して介護業界へ入ってみて下さい。
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