【医療職のヒエラルキー】理学療法士は底辺なのか?体験談を踏まえて解説

医療職のヒエラルキーをイメージした画像 job change strategy
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この記事を読めばわかること

医療職にヒエラルキーがあるのをご存知でしょうか?
普段、患者側として受診するだけなら気づきにくい部分もあると思います。
しかし、れっきとしたヒエラルキーは存在しています。
主には今から医療職を目指す学生さん、早めの転職を検討されているリハビリ職向けの内容です。

医療現場には医師の指示を受けて看護職やほかの医療専門職が業務を行うといった、法的に位置づけられた業務上の指示関係があります。その関係が職場内の立場の上下や優位性に置き換えられてしまい、対等なコミュニケーションが妨げられることがハラスメントの土壌となります。

https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/healthy_work_place/column/06.html

この医療職独特の関係が職場内の立場の上下や優位性に置き換えられてしまうわけです。

医療・介護現場における失敗は怪我及び生命の危機に直結するため失敗が許されません。
このような緊急性・切迫性の高さも影響しているため、ハラスメント的な発言も問題視されにくい風潮にあります。

そのため

伝統的に医師を頂点とし、その下に看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、介護士といった職種が並ぶピラミッド型構造となります。

この構造は、医師が医療知識と技術において最も高い専門性を持ち、患者の診断と治療を行う責任者であるという考えに基づいているからに他なりません。

また日本には医局という独特の制度があります。

大学の研究室や診療科ごとの教授を中心とした任意団体です。
主に医学部の教授や大学附属病院の診療科が中核となり、そこに所属する教員や医師、学生、研修医などで構成されています。

https://med-eye.co.jp/column/contents/1233/

これがまたヒエラルキーの原因でもあります。

💡理学療法士として働いている以上はヒエラルキーは避けられません(特に病院)。介護保険下や大学関係であれば、その関係性は薄れてきます。

PT・OT・ST WORKER


上記サイトで専任のアドバイザーに今後の動向や介護保険下の求人について相談させてはいかがでしょうか?
今の時代に一つの職場で退職される方は極めて稀だと思います。殆どの方が転職を経験されています。もちろん転職は強制ではありませんし、価値観やライフスタイルに合わせる必要があります。しかし、いざという時にその知識があるのとないのとでは初動が異なります。良い求人は他の人も狙っています。その時に後悔しないように登録だけでもされてみてはどうでしょうか。

近年は、チーム医療の重要性が高まっています。
医師だけでなく、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、介護士など、それぞれの職種が専門性を活かして協力し、患者に最善の医療を提供することが求められます。

そのため、従来のヒエラルキーを打破し、各職種が対等な立場で協力し合える環境を作る必要性が認識されています。

このような働きかけは確かにあります。
実際に今ではコメディカルという言葉は使用せずに、メディカルスタッフというフレーズを耳にします。

チーム医療を構成する多職種を「メディカルスタッフ」と呼ぶ。多職種で役割分担を考える視点を持つ

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000yq5c-att/2r9852000000yq8t.pdf

その反面、

「病院内で看護師・検査技師よりも下」薬剤師が暴露する“ヒエラルキー”の苦しみ【覆面座談会】 | 週刊ダイヤモンドの見どころ | 週刊ダイヤモンド
週刊ダイヤモンド1月29日号の第1特集は「薬剤師31万人・薬局6万店 大淘汰」です。薬剤師は将来、最大12.6万人過剰になる――。厚生労働省にこう予測された薬剤師は変革を迫られ、淘汰の荒波が襲い掛かっています。現場で疲弊する薬剤師に、覆面座...
医療業界の「残酷ヒエラルキー」作業療法士が抱く不信感の正体 | ゴールドオンライン
「訪問看護ステーションは利用者を断ってはいけない。特別な理由がない限り利用者の要望は受けよ――」作業療法士たちは、リハビリを必要とする利用者をサポートしたいという熱意のもと、厚労省の指示を遵守し、「利用者ファースト」を貫いてきました。しかし...

となっています。
これは氷山の一角に過ぎないと思います。

https://after-reha.com/therapist_careerより引用

理学療法士は底辺なのか?本題が最後になりましたが

結論、病院によるが一番下の底辺ではない

正直、自分の病院は医師→師長or事務部長かと思います。
後の職種は年功序列ですね。

薬剤師なのに、部長職がない時代もありました。

放射線技師や検査技師は課長止まりですが、
リハ職は次長まであります。

またかなりの例外として回復期リハビリテーションを売りにしている病院では、理学療法士で副院長の方はいらっしゃいます。

ですが、薬剤師や診療放射線技師などで副院長は聞いたことがありません。
介護保険施設では看護師や理学療法士が施設長をしていることはよくあります。
そのため、看護師や理学療法士の方が出世しやすい傾向にはあると思います。

ヒエラルキーで言えば日本全国の病院の殆どが、医師の次は看護師というのが圧倒的に多いでしょう

自分がこのヒエラルキーに気づいたのは、2年生の実習の時です。そして3年、4年と実習が続く中で圧倒的なパワーバランスに気づきました。

法律系で例えると、法曹三者という言葉があります。
裁判官・検察官・弁護士
詳細は省きますが、法廷では裁判官が最高権力者ですが、年収は独立している弁護士の方が上というケースも珍しくはありません。

国家公務員も総合職かどうかで、出世は決まりますがノンキャリアに可能性がないわけではありません。
あくまでキャリアが出世しやすいだけということです。

普通の会社員でも同じです。
いずれ先輩を追い越す可能性はあるのです。

しかし理学療法士含め、医師・歯科医師以外はどうひっくり返っても処方箋に基づいて働いている限り追い越すことは不可能です。

それでも医師・歯科医師より稼ぎたい方は投資を除き起業するしかありません。

起業内容によりますが自費診療でされている方もいます。
自費のため保険適用でないため、通常の外来リハより遥かに高額な金額を支払わなければなりません。
自費なのでその分のbenefitがないと利用者は来ません。

今や医療もサービス業と言われ、外来リハは特に客商売です。改善が見られないと思われたら、すぐに患者はこなくなります。
自分自身も、初回で筋力強化の負荷が強すぎたのか2回目の来院はありませんでした。

ケアマネの資格を取得し、起業した先輩もいました。
通所介護事業所を立ち上げていますが、単価が低いです・・・
最近、ニュースで開業医の年収が高すぎて問題しされていました。
医師も我々同様にフロー型のビジネスという点では同じですが、一人当たりの単価が違いすぎるのです。


例えば皮膚科にいったとしましょう。
皮膚科自体は他の診療科と比べつと単価は低いと言われていますが、
1回受診して診察+薬の処方・・・診察時間は2、3分程度でしょう。
保険証を提示して約800円程度支払います。
これは実際にはおおよそ保険により2500円程度の支払いとなります。

外来リハなら20分して2500円程度です。

この圧倒的な金額差です・・・

理学療法士は底辺ではないですが、稼げる職業でもないということです。
これらをよく吟味した上で、この業界に入って欲しいです

💡現状より少しでも給料アップをしたい方は転職サイトへの登録がお勧めです。
希望条件に応じた求人を定期的に紹介してくれます。

まとめ

・多くの病院では医師→看護師というヒエラルキーがある

・理学療法士は底辺ではない

・理学療法士は圧倒的に稼げる職業ではない

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